Mesh法後の再発鼠径ヘルニアを腹腔鏡補助下前方アプローチで修復した1例
meshを用いたtension free repair法で行った鼠径ヘルニア術後75歳の男性患者の再発に対し, 腹腔鏡補助下に腹腔内の状態を観察しながら, 前方からのアプローチでヘルニア修復術を施行し, meshを除去することなくヘルニア門に新たなmesh plugを挿入して修復した. 腹腔鏡で観察すると, tension free repair後の再発ソケイヘルニアでも, ヘルニア嚢を容易かつ確実に識別することが可能である. そのため, ソケイ管内の不必要な剥離を行わず, ヘルニア門にmesh plugを挿入することで少ない侵襲での確実な手術が可能である. 術後4年を経過した現在も再再発はな...
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| Published in | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 56; no. 4; pp. 343 - 346 |
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| Main Authors | , , , , , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
北関東医学会
2006
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1343-2826 1881-1191 |
| DOI | 10.2974/kmj.56.343 |
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| Summary: | meshを用いたtension free repair法で行った鼠径ヘルニア術後75歳の男性患者の再発に対し, 腹腔鏡補助下に腹腔内の状態を観察しながら, 前方からのアプローチでヘルニア修復術を施行し, meshを除去することなくヘルニア門に新たなmesh plugを挿入して修復した. 腹腔鏡で観察すると, tension free repair後の再発ソケイヘルニアでも, ヘルニア嚢を容易かつ確実に識別することが可能である. そのため, ソケイ管内の不必要な剥離を行わず, ヘルニア門にmesh plugを挿入することで少ない侵襲での確実な手術が可能である. 術後4年を経過した現在も再再発はない. |
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| ISSN: | 1343-2826 1881-1191 |
| DOI: | 10.2974/kmj.56.343 |