薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠した六年制薬学教育における学生の達成感に関する自己評価の一例
「緒言」改正学校教育法1)に基づき, 2006年4月にスタートした六年制薬学教育は, 2012年3月に初の卒業生を輩出した. 新教育制度に伴い改正された薬剤師法2)の下, 初めて実施された第97回薬剤師国家試験では, 約8500名の受験者のうちおよそ95%が合格し, 六年制薬学部を卒業した薬剤師が約8150名誕生した3). 改正学校教育法には, 第八十七条第二項に, 「…薬学を履修する課程のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするもの…の修業年限は, 六年とする」と謳われており1), 六年制薬学教育では, 臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とした教育が実践されることとな...
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Published in | YAKUGAKU ZASSHI Vol. 133; no. 1; pp. 141 - 148 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本薬学会
01.01.2013
日本薬学会 |
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ISSN | 0031-6903 1347-5231 |
DOI | 10.1248/yakushi.12-00224 |
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Summary: | 「緒言」改正学校教育法1)に基づき, 2006年4月にスタートした六年制薬学教育は, 2012年3月に初の卒業生を輩出した. 新教育制度に伴い改正された薬剤師法2)の下, 初めて実施された第97回薬剤師国家試験では, 約8500名の受験者のうちおよそ95%が合格し, 六年制薬学部を卒業した薬剤師が約8150名誕生した3). 改正学校教育法には, 第八十七条第二項に, 「…薬学を履修する課程のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするもの…の修業年限は, 六年とする」と謳われており1), 六年制薬学教育では, 臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とした教育が実践されることとなった. この六年制薬学教育の内容を規定する薬学教育モデル・コアカリキュラムには, 2002年8月に日本薬学会が作成した薬学専門教育に係わる内容を中心とする「薬学教育モデル・コアカリキュラムおよび卒業実習カリキュラム」4)と, 2003年12月に文部科学省の主導により作成した「実務実習モデル・コアカリキュラム」5)の2種類がある. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.12-00224 |