Jones骨折の13例
1999年から2008年の間に治療を行ったJones骨折13例について検討した.男性10例,女性3例で,受診時平均年齢は18.3歳(16-22)であった.全例スポーツ中の受傷であり,バスケットボールが7例,ハンドボール2例,ラグビー2例,サッカー1例,バドミントン1例であった.4例は前医で加療後に当院を受診し(発症後3―12週),9例は発症後1週以内に当院を受診した.初期の2例(1例は新鮮外傷,1例は前医で加療後の受診)では保存療法を行い,一旦症状は軽快したが2例とも遷延治癒となったため骨接合術を行った.その後の症例では4週以内にplateを用いた骨接合術を施行した.当科で保存療法を行った2例...
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 58; no. 4; pp. 650 - 653 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0037-1033 1349-4333 |
DOI | 10.5035/nishiseisai.58.650 |
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Summary: | 1999年から2008年の間に治療を行ったJones骨折13例について検討した.男性10例,女性3例で,受診時平均年齢は18.3歳(16-22)であった.全例スポーツ中の受傷であり,バスケットボールが7例,ハンドボール2例,ラグビー2例,サッカー1例,バドミントン1例であった.4例は前医で加療後に当院を受診し(発症後3―12週),9例は発症後1週以内に当院を受診した.初期の2例(1例は新鮮外傷,1例は前医で加療後の受診)では保存療法を行い,一旦症状は軽快したが2例とも遷延治癒となったため骨接合術を行った.その後の症例では4週以内にplateを用いた骨接合術を施行した.当科で保存療法を行った2例,前医で保存療法をされていた3例を含め,全例で骨癒合が得られ(術後平均8.9週),スポーツ復帰は術後平均7.9週と良好な成績が得られた.特にスポーツ選手では早期に観血的治療が有効であると考えられた. |
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ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
DOI: | 10.5035/nishiseisai.58.650 |