作業環境測定基準に基づく吸入性粉じんとロウボリウムサンプラ用多段分粒装置の性能評価

作業環境測定基準に基づく吸入性粉じんとロウボリウムサンプラ用多段分粒装置の性能評価:明星敏彦.独立行政法人産業医学総合研究所作業環境計測研究部―粉じん捕集用に広く用いられているロウボリウムサンプラの粉じん分級装置である水平重力分級装置である多段分粒装置(柴田科学C-30型)の静止空間からの粒子の粒径別の分級特性を計測した.この測定結果と装置の理論的な分級特性および作業環境における吸入性粉じんの関係を比較検討した.吸入性粉じんはISO 7708を基礎にした特性が新たに作業環境測定基準に導入された.吸入性粉じんとサンプラの特性との偏りを計算した.結果は多段分粒装置を5 mm 50%カットの条件で用...

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 47; no. 6; pp. 239 - 245
Main Author 明星, 敏彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本産業衛生学会 2005
日本産業衛生学会
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ISSN1341-0725
1349-533X
DOI10.1539/sangyoeisei.47.239

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Summary:作業環境測定基準に基づく吸入性粉じんとロウボリウムサンプラ用多段分粒装置の性能評価:明星敏彦.独立行政法人産業医学総合研究所作業環境計測研究部―粉じん捕集用に広く用いられているロウボリウムサンプラの粉じん分級装置である水平重力分級装置である多段分粒装置(柴田科学C-30型)の静止空間からの粒子の粒径別の分級特性を計測した.この測定結果と装置の理論的な分級特性および作業環境における吸入性粉じんの関係を比較検討した.吸入性粉じんはISO 7708を基礎にした特性が新たに作業環境測定基準に導入された.吸入性粉じんとサンプラの特性との偏りを計算した.結果は多段分粒装置を5 mm 50%カットの条件で用いた場合は過大評価し,4 mm 50%カットの条件で用いた場合は過小評価した.(産衛誌2005; 47: 239-245)
ISSN:1341-0725
1349-533X
DOI:10.1539/sangyoeisei.47.239