脳血管内治療医の専門医取得後キャリアの現状調査─脳血管内治療医の働き方を考える
【目的】脳血管内治療専門医のキャリアの現状を調べ脳血管内治療医の働き方について検討する.【方法】当医局の脳血管内治療グループメンバー(専門医35 名)の勤務実態について調査した.【結果】勤務先は,大学病院7 名(元勤務1 名)・大規模病院16 名・脳神経外科専門病院2 名・中小病院4 名・リハビリテーション病院1 名・診療所5 名だった.4 つの大学病院に6 名が勤務していた.所属専門医の数は2 名・3 名それぞれ2 施設だった.年間の脳血管内治療件数は平均125件だった.14 の大規模病院に16 名が勤務していた.専門医の数は1 名11 病院・2 名3 病院だった.中でも,大規模病院に勤務す...
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          | Published in | 脳血管内治療 Vol. 5; no. 2; pp. 73 - 79 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会
    
        2020
     日本脳神経血管内治療学会  | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 2423-9119 2424-1709  | 
| DOI | 10.20626/nkc.oa.2019-0008 | 
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| Summary: | 【目的】脳血管内治療専門医のキャリアの現状を調べ脳血管内治療医の働き方について検討する.【方法】当医局の脳血管内治療グループメンバー(専門医35 名)の勤務実態について調査した.【結果】勤務先は,大学病院7 名(元勤務1 名)・大規模病院16 名・脳神経外科専門病院2 名・中小病院4 名・リハビリテーション病院1 名・診療所5 名だった.4 つの大学病院に6 名が勤務していた.所属専門医の数は2 名・3 名それぞれ2 施設だった.年間の脳血管内治療件数は平均125件だった.14 の大規模病院に16 名が勤務していた.専門医の数は1 名11 病院・2 名3 病院だった.中でも,大規模病院に勤務する専門医取得後10 年未満の脳血管内治療医10 名では,9 名が1 名体制の勤務状況だった.治療件数は平均85 件だった.中小病院4 施設に勤務する専門医はすべて1 名で,治療件数は平均1.5 件だった.10 名(29%)は脳血管内治療が非アクティブな環境で勤務しており,5 名(14%)は医師免許取得後平均19 年(40 代)で脳神経外科勤務医から開業医にキャリアチェンジしていた.【結論】脳血管内治療専門取得後のキャリアパスの確立には,人手不足による若手の脳血管内治療医の勤務状況の改善と中堅以降のキャリア継続に向けた取り組みが必要である. | 
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| ISSN: | 2423-9119 2424-1709  | 
| DOI: | 10.20626/nkc.oa.2019-0008 |