冠動脈疾患危険因子に対する最大下有酸素性作業能力と肥満の影響:日本人女性における横断的研究
「I はじめに」メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防・改善に向けて, 有酸素性運動の実践と習慣化が奨励されている(Pate et al., 1995;Saris et al., 2003;運動所要量・運動指針の策定検討会, 2006a). その際, 定期的に運動効果を確認し, 運動方法の見直しや継続に向けた動機づけを実施した方が望ましい. このため, 健康づくり運動の支援現場でも, 全身持久力を評価するために, 自転車エルゴメータを用いた運動負荷試験を行い, 推定法により最大酸素摂取量(以下, VO2max)が測定されてきた(進藤, 2000;Sunami et al., 1999)....
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Published in | 体育学研究 Vol. 58; no. 2; pp. 557 - 566 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本体育学会
2013
日本体育学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0484-6710 1881-7718 |
DOI | 10.5432/jjpehss.12069 |
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Summary: | 「I はじめに」メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防・改善に向けて, 有酸素性運動の実践と習慣化が奨励されている(Pate et al., 1995;Saris et al., 2003;運動所要量・運動指針の策定検討会, 2006a). その際, 定期的に運動効果を確認し, 運動方法の見直しや継続に向けた動機づけを実施した方が望ましい. このため, 健康づくり運動の支援現場でも, 全身持久力を評価するために, 自転車エルゴメータを用いた運動負荷試験を行い, 推定法により最大酸素摂取量(以下, VO2max)が測定されてきた(進藤, 2000;Sunami et al., 1999). ただし, 推定法であっても自転車エルゴメータを用いたVO2max測定では, 異なる3つ以上の仕事率(以下, WR:work rate)と, その仕事率における心拍数(以下, HR:heart rate)が必要なため(Sawada et al., 2003;進藤・吉田, 2000), 健康づくり運動の支援現場では, より簡易に全身持久力レベルを測定・評価できる方法の確立が望まれていた. |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.12069 |