Rendezvous techniqueを用いて内視鏡下に結石除去した総胆管結石症の2例

要旨:今日の総胆管結石に対する標準的治療は内視鏡治療となってきている.「急性胆道炎の診療ガイドライン」におけるドレナージ法の選択においても内視鏡的ドレナージは推奨度Aと記載されているが,時に内視鏡治療が困難な症例にも遭遇する.今回,経乳頭的胆管挿入が困難であった総胆管結石症に対して,Rendezvous techniqueを用いて載石を行った2症例を経験した.本法は胆管挿入困難例に遭遇した際の選択肢の1つとして有用である....

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Published inTando Vol. 24; no. 5; pp. 729 - 735
Main Authors 市川, 仁志, 森下, 鉄夫, 岸川, 浩, 西田, 次郎, 貝田, 将郷
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本胆道学会 2010
Japan Biliary Association
Subjects
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ISSN0914-0077
1883-6879
DOI10.11210/tando.24.729

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Summary:要旨:今日の総胆管結石に対する標準的治療は内視鏡治療となってきている.「急性胆道炎の診療ガイドライン」におけるドレナージ法の選択においても内視鏡的ドレナージは推奨度Aと記載されているが,時に内視鏡治療が困難な症例にも遭遇する.今回,経乳頭的胆管挿入が困難であった総胆管結石症に対して,Rendezvous techniqueを用いて載石を行った2症例を経験した.本法は胆管挿入困難例に遭遇した際の選択肢の1つとして有用である.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando.24.729