坪井ら“触知困難な小型肺結節に対してEBUS-GSを用いた気管支鏡下コイルマーキングを施行した1例”
高解像度のCTの普及により, 以前は検知できなかった小型の肺の腫瘍性病変がしばしば指摘される. このようなときに二つの問題が生じる. 一つは, このsmall lesionが悪性かどうかである. この診断のためにナビゲーション併用の極細径内視鏡を併用した超音波プローブを使用した生検が試みられている. もう一つの問題は, この病変を切除すると決定した後, 術中に触れないことである. 大半の小型病変はground-glass opacity noduleを呈するために, 肉眼では正常肺と区別がつかないうえに触診でわからない. また一部にsolid componentを有する腫瘍であっても小型の場合...
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          | Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 44; no. 6; pp. 416 - 417 | 
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| Main Author | |
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
    
        25.11.2022
     日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy  | 
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 0287-2137 2186-0149  | 
| DOI | 10.18907/jjsre.44.6_416 | 
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| Summary: | 高解像度のCTの普及により, 以前は検知できなかった小型の肺の腫瘍性病変がしばしば指摘される. このようなときに二つの問題が生じる. 一つは, このsmall lesionが悪性かどうかである. この診断のためにナビゲーション併用の極細径内視鏡を併用した超音波プローブを使用した生検が試みられている. もう一つの問題は, この病変を切除すると決定した後, 術中に触れないことである. 大半の小型病変はground-glass opacity noduleを呈するために, 肉眼では正常肺と区別がつかないうえに触診でわからない. また一部にsolid componentを有する腫瘍であっても小型の場合, 特に肺の深部に存在すれば, 同様に触診が困難である. さらに最近, 手術の大半が胸腔鏡やロボット支援下に施行されるため, 小さなポート孔からの触診はさらに難しい. | 
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| ISSN: | 0287-2137 2186-0149  | 
| DOI: | 10.18907/jjsre.44.6_416 |