症例5.リツキシマブが奏功した気管MALTリンパ腫の1例(第25回日本呼吸器内視鏡学会中部支部会)

症例は53歳女性. 平成14年4月, 検診にて胸部X線写真で右肺胸部腫瘤影を指摘された. 胸部CT上, 右肺に多発性に結節影を認め, 気管支鏡検査で, 気管右壁に隆起性病変を認めた. 気管隆起性変を気管支鏡下に生検し, MALTリンパ腫と診断. CD20陽性であったため, 平成14年9月18日より, リツキシマブ4コース施行した. 同年12月, CT上肺野病変が1箇所を除いて消失. 気管支鏡にて気管内病変の消失を認め, PETでも明らかな新病変を認めなかった....

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Published inThe Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 25; no. 6; p. 483
Main Authors 田中, 寿明, 堀尾, 芳嗣, 谷田部, 恭, 中村, 栄男, 吉田, 公秀, 杉浦, 孝彦, 樋田, 豊明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会 2003
日本呼吸器内視鏡学会
The Japan Society for Respiratory Endoscopy
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ISSN0287-2137
2186-0149
DOI10.18907/jjsre.25.6_483_3

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Summary:症例は53歳女性. 平成14年4月, 検診にて胸部X線写真で右肺胸部腫瘤影を指摘された. 胸部CT上, 右肺に多発性に結節影を認め, 気管支鏡検査で, 気管右壁に隆起性病変を認めた. 気管隆起性変を気管支鏡下に生検し, MALTリンパ腫と診断. CD20陽性であったため, 平成14年9月18日より, リツキシマブ4コース施行した. 同年12月, CT上肺野病変が1箇所を除いて消失. 気管支鏡にて気管内病変の消失を認め, PETでも明らかな新病変を認めなかった.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.25.6_483_3