7.腎癌気管支内転移の2例(第86回 日本呼吸器内視鏡学会近畿支部会)
腎癌(明細胞癌)術後, 気管支腔内にポリープ状腫瘤を認めた2例を報告する. 症例1は59歳男性で, 2001年10月に左腎摘出術を受けた. 2004年と2007年には肝転移に対してTAE, RFAが行われている. フォローアップ中の2009年2月血痰が出現. 気管支鏡検査にて右B 7腔内に白色のポリープ状腫瘤を認め, 易出血性であったが同部の生検にて明細胞癌と診断した. 症例2は74歳男性で, 2008年12月左腎を摘出. 2009年5月フォローアップCTにて左B 4腔内に腫瘤陰影を認め, 気管支鏡検査にて同部に暗赤色のポリープ状腫瘤を認めた. これも易出血性であったが同部の生検にて明細胞癌と...
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Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 32; no. 1; p. 90 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2010
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
DOI | 10.18907/jjsre.32.1_90_1 |
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Summary: | 腎癌(明細胞癌)術後, 気管支腔内にポリープ状腫瘤を認めた2例を報告する. 症例1は59歳男性で, 2001年10月に左腎摘出術を受けた. 2004年と2007年には肝転移に対してTAE, RFAが行われている. フォローアップ中の2009年2月血痰が出現. 気管支鏡検査にて右B 7腔内に白色のポリープ状腫瘤を認め, 易出血性であったが同部の生検にて明細胞癌と診断した. 症例2は74歳男性で, 2008年12月左腎を摘出. 2009年5月フォローアップCTにて左B 4腔内に腫瘤陰影を認め, 気管支鏡検査にて同部に暗赤色のポリープ状腫瘤を認めた. これも易出血性であったが同部の生検にて明細胞癌と診断した. 若干の文献的考察を加えて報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.32.1_90_1 |