14. 肺末梢病変の生検に対して気管支腔内超音波断層法を用いるとX線透視時間は短縮するか?(第120回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
【背景・目的】肺末梢病変の経気管支生検診断におけるガイドシース併用気管支腔内超音波断層法(EBUS-GS)の有用性はほぼ確立してきたものと考えられる. 今回EBUS-GSによる有用性の一環として, EBUS-GSが肺末梢病変の経気管支生検診断率を低下させることなく, 生検に伴うX線被曝時間を減少させうるかどうかにつきレトロスペクティブに検討した. 【対象・方法】2006年1月から2007年1月までに東海大学医学部腫瘍内科にて肺末梢病変の経気管支生検診断を施行した177症例を対象として, EBUS-GS導入前の157症例と導入後の20症例(2006年10月以降)につき, 検査中のX線透視時間と診...
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Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 29; no. 3; p. 208 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2007
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
DOI | 10.18907/jjsre.29.3_208_3 |
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Summary: | 【背景・目的】肺末梢病変の経気管支生検診断におけるガイドシース併用気管支腔内超音波断層法(EBUS-GS)の有用性はほぼ確立してきたものと考えられる. 今回EBUS-GSによる有用性の一環として, EBUS-GSが肺末梢病変の経気管支生検診断率を低下させることなく, 生検に伴うX線被曝時間を減少させうるかどうかにつきレトロスペクティブに検討した. 【対象・方法】2006年1月から2007年1月までに東海大学医学部腫瘍内科にて肺末梢病変の経気管支生検診断を施行した177症例を対象として, EBUS-GS導入前の157症例と導入後の20症例(2006年10月以降)につき, 検査中のX線透視時間と診断率を比較した. 【結果】EBUS-GS導入前後でX線透視時間は, 7.2±4.2分から5.5±2.9分へと短縮された(t検定:P=0.072). 【考察】今後EBUS-GS症例を重ね, 発表当日はさらに詳細な検討結果を報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.29.3_208_3 |