38.経気管支肺生検と胸腔鏡下肺生検施行症例の検討(一般演題,第14回 日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会)
【背景と目的】2003年以降我々はATS/ERSコンセンサスガイドラインに基づき積極的に胸腔鏡下肺生検(VATS)を施行しているが, その安全性, 有用性を検討した. 【対象】2003年11月~2005年10月に経気管支肺生検(TBLB)とVATSを施行した症例10例. 【結果】男性4例, 女性6例. 疑い病名はIIPが7例. サルコイドーシス, 過敏性肺臓炎, 膠原病関連肺疾患が各1例, TBLBでは非特異的間質線維化のみが8例であった. VATSの結果UIPが7例, COPが2例, lymphomatoid granulomatosisが1例であり, UIP7例については複数の病理医に意見...
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| Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 28; no. 4; pp. 321 - 322 |
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| Main Authors | , , , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2006
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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| ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
| DOI | 10.18907/jjsre.28.4_321_7 |
Cover
| Summary: | 【背景と目的】2003年以降我々はATS/ERSコンセンサスガイドラインに基づき積極的に胸腔鏡下肺生検(VATS)を施行しているが, その安全性, 有用性を検討した. 【対象】2003年11月~2005年10月に経気管支肺生検(TBLB)とVATSを施行した症例10例. 【結果】男性4例, 女性6例. 疑い病名はIIPが7例. サルコイドーシス, 過敏性肺臓炎, 膠原病関連肺疾患が各1例, TBLBでは非特異的間質線維化のみが8例であった. VATSの結果UIPが7例, COPが2例, lymphomatoid granulomatosisが1例であり, UIP7例については複数の病理医に意見を聞き慢性過敏性肺臓炎と診断された例があった. いずれの症例でも重篤な合併症は認めなかった. 【考察】気管支鏡による診断とVATS病理の診断が異なる症例がみられ, VATSによる診断の重要性が認識された. |
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| ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
| DOI: | 10.18907/jjsre.28.4_321_7 |