動画が掲載される学会誌があれば(すこ~ぷ)
当教室で日本呼吸器内視鏡学会(日本気管支学会)に発表したのは, 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome, SAS)の上気道の気管支ファイバー所見が最初ではなかったかと思う. 当時学会には動画セッションのようなものがあり, その頃はまだ一般的ではなかった内視鏡のビデオ発表をしたのである. 本学耳鼻科にビデオ記録などの機器に熱心な方がおられ, 鼻科・咽喉科領域の内視鏡画像機器がそろっており, 上気道や下気道の画像であればお互い興味が持てるだろうと, 共同で発表したものと思われる. 当時, 呼吸器内科に入局またはローテートするとたいがいSAS患者の受け持ちが当たり, 2, 3日...
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Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 32; no. 1; pp. 1 - 2 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2010
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
DOI | 10.18907/jjsre.32.1_1 |
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Summary: | 当教室で日本呼吸器内視鏡学会(日本気管支学会)に発表したのは, 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome, SAS)の上気道の気管支ファイバー所見が最初ではなかったかと思う. 当時学会には動画セッションのようなものがあり, その頃はまだ一般的ではなかった内視鏡のビデオ発表をしたのである. 本学耳鼻科にビデオ記録などの機器に熱心な方がおられ, 鼻科・咽喉科領域の内視鏡画像機器がそろっており, 上気道や下気道の画像であればお互い興味が持てるだろうと, 共同で発表したものと思われる. 当時, 呼吸器内科に入局またはローテートするとたいがいSAS患者の受け持ちが当たり, 2, 3日は徹夜の検査というのが相場であった. 終夜polysomnography(PSG)は今でこそ一般的に行われる検査であるが, 当時はそのような検査装置はもちろんまだなく, サーミスタや胸腹部のバンドは手作り, パルスオキシメータはまだなくイアオキシメータを装着し, クラシックなペンレコーダで記録という状態であった. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.32.1_1 |