4. 肺扁平上皮癌経過中,閉塞性肺炎に合併した肺動脈瘤の1例(第123回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
症例は73歳男性. 肺扁平上皮癌経過中に閉塞性肺炎と膿胸を併発し, その後血胸・出血性ショックとなった. 胸部造影CT・肺動脈造影を施行し, 出血部位は肺動脈瘤と診断した. 輸血・止血剤投与等によりショック状態は脱したが, 再出血のおそれがあり, また, 全身状態不良であったため侵襲の少ない血管内コイル塞栓術を施行した. 術後再出血は認めず2年間の生存を認めた. 全身状態不良時には血管内コイル塞栓術が有効であると思われた....
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Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 30; no. 2; p. 105 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2008
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
DOI | 10.18907/jjsre.30.2_105_4 |
Cover
Summary: | 症例は73歳男性. 肺扁平上皮癌経過中に閉塞性肺炎と膿胸を併発し, その後血胸・出血性ショックとなった. 胸部造影CT・肺動脈造影を施行し, 出血部位は肺動脈瘤と診断した. 輸血・止血剤投与等によりショック状態は脱したが, 再出血のおそれがあり, また, 全身状態不良であったため侵襲の少ない血管内コイル塞栓術を施行した. 術後再出血は認めず2年間の生存を認めた. 全身状態不良時には血管内コイル塞栓術が有効であると思われた. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.30.2_105_4 |