IPWにおける薬剤師-看護師連携のあり方—看護師の立場から

「1. はじめに」 患者中心の医療といわれて久しい医療界の中で, いかにして組織としての生産性を向上させ, 安心・安全な質の高い医療を提供するか, ということは, 医療組織で働くすべての人々だけでなく, そのステークホルダー, 当事者である国民, そして医療費を負担している国としても重要な課題である. 日本薬学会第134年会シンポジウムにおいて, この質の高い医療を提供するための組織づくりのカギともいえる「インタープロフェッショナルワーク」(interprofessional work; IPW:多職種連携実践)の概念を軸に, 看護師という立場から, IPWと看護組織の関係, 及び, 薬剤師と...

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Published inYAKUGAKU ZASSHI Vol. 135; no. 1; pp. 117 - 121
Main Authors 内海, 美保, 川村, 和美, 孫, 大輔, 中島, 美津子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本薬学会 01.01.2015
日本薬学会
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ISSN0031-6903
1347-5231
DOI10.1248/yakushi.14-00222-2

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Summary:「1. はじめに」 患者中心の医療といわれて久しい医療界の中で, いかにして組織としての生産性を向上させ, 安心・安全な質の高い医療を提供するか, ということは, 医療組織で働くすべての人々だけでなく, そのステークホルダー, 当事者である国民, そして医療費を負担している国としても重要な課題である. 日本薬学会第134年会シンポジウムにおいて, この質の高い医療を提供するための組織づくりのカギともいえる「インタープロフェッショナルワーク」(interprofessional work; IPW:多職種連携実践)の概念を軸に, 看護師という立場から, IPWと看護組織の関係, 及び, 薬剤師と看護師との関係性におけるIPWについて述べる機会があった. 先に述べておくが, 筆者はIPWの研究者ではなく, 今回シンポジウムで看護師としての立場から, IPWとともに発展する医療界への展望などを述べたに過ぎない.
ISSN:0031-6903
1347-5231
DOI:10.1248/yakushi.14-00222-2