ストレッチポール上背臥位における運動の有無が呼吸機能に及ぼす効果

〔目的〕ストレッチポール(SP)上背臥位における運動の有無が呼吸機能に及ぼす即時効果と2週間の介入効果について検討すること.〔対象と方法〕健常大学生45名をSP上背臥位にて運動を行う運動有群,SP上にて背臥位保持を行う運動無群,対照群に分けた.介入前と介入直後(運動有群と運動無群のみ)および介入2週後の努力性肺活量,腹横筋筋厚,胸腹部移動距離を比較した.〔結果〕介入直後に運動有群のみ腹横筋筋厚は有意に減少し,腹部移動距離の変化量は運動無群に比べ有意に高値であった.介入2週後,運動有群の腹部移動距離と運動無群の努力性肺活量は有意に増大した.3群間に有意差は認められなかった.〔結語〕SP上背臥位で...

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 6; pp. 823 - 827
Main Authors 鈴木, あかり, 内田, 大, 金子, 秀雄, 和田, 朋子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2017
Japan Science and Technology Agency
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.32.823

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Summary:〔目的〕ストレッチポール(SP)上背臥位における運動の有無が呼吸機能に及ぼす即時効果と2週間の介入効果について検討すること.〔対象と方法〕健常大学生45名をSP上背臥位にて運動を行う運動有群,SP上にて背臥位保持を行う運動無群,対照群に分けた.介入前と介入直後(運動有群と運動無群のみ)および介入2週後の努力性肺活量,腹横筋筋厚,胸腹部移動距離を比較した.〔結果〕介入直後に運動有群のみ腹横筋筋厚は有意に減少し,腹部移動距離の変化量は運動無群に比べ有意に高値であった.介入2週後,運動有群の腹部移動距離と運動無群の努力性肺活量は有意に増大した.3群間に有意差は認められなかった.〔結語〕SP上背臥位での運動の有無により効果が異なる可能性が示唆された.
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
ObjectType-Feature-2
content type line 14
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.823