片脚前方ジャンプ着地における着地前空中時期の矢状面体幹・下肢関節角度と床反力後方成分の関連
〔目的〕片脚前方ジャンプ着地における着地前空中時期の矢状面体幹・下肢関節角度と床反力後方成分との関連を明らかにすること.〔対象と方法〕15人の運動習慣のある者を対象とした.矢状面動画と床反力を計測し,初期接地50 msec前と床反力垂直成分最大値時の矢状面体幹・下肢関節角度を抽出した.〔結果〕初期接地50 msec前の矢状面上の関節角度(中央値)は,体幹11.5°,股屈曲28.9°,骨盤前傾5.9°,膝屈曲22.5°であった.床反力後方成分の最大値は60.3%BWであった.初期接地50 msec前の矢状面上のいくつかの体幹・下肢関節角度と床反力後方成分の最大値に有意な相関関係を認めた.〔結語〕...
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Published in | Rigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 6; pp. 751 - 755 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Tokyo
理学療法科学学会
01.01.2017
Japan Science and Technology Agency |
Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.32.751 |
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Summary: | 〔目的〕片脚前方ジャンプ着地における着地前空中時期の矢状面体幹・下肢関節角度と床反力後方成分との関連を明らかにすること.〔対象と方法〕15人の運動習慣のある者を対象とした.矢状面動画と床反力を計測し,初期接地50 msec前と床反力垂直成分最大値時の矢状面体幹・下肢関節角度を抽出した.〔結果〕初期接地50 msec前の矢状面上の関節角度(中央値)は,体幹11.5°,股屈曲28.9°,骨盤前傾5.9°,膝屈曲22.5°であった.床反力後方成分の最大値は60.3%BWであった.初期接地50 msec前の矢状面上のいくつかの体幹・下肢関節角度と床反力後方成分の最大値に有意な相関関係を認めた.〔結語〕着地前の体幹・骨盤前傾角度,股・膝関節屈曲角度が大きくなると,後方への着地衝撃が小さくなる可能性が示唆された. |
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Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.32.751 |