要支援高齢者における栄養状態の因子分析
〔目的〕本研究では,要支援高齢者の栄養状態に影響を及ぼす因子が身体機能に加えて抑うつや閉じこもりと関連するかを検討することとした.〔対象と方法〕65歳以上の要支援高齢者39名とした.本研究では,栄養評価としてMini Nutritional Assessment-Short Form(MNA-SF)を用いた.このMNA-SFに影響を及ぼす因子を検討するために,年齢,うつ傾向,身体機能,閉じこもりを調査した.〔結果〕MNA-SFに影響する因子は過去1年間の転倒経験の有無,BMI,GDS5であった.〔結語〕要支援高齢者の低栄養には,身体機能よりも定期的なBMIの計測,うつ傾向を分析する必要がある....
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Published in | Rigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 2; pp. 207 - 210 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Tokyo
理学療法科学学会
01.01.2017
Japan Science and Technology Agency |
Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.32.207 |
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Summary: | 〔目的〕本研究では,要支援高齢者の栄養状態に影響を及ぼす因子が身体機能に加えて抑うつや閉じこもりと関連するかを検討することとした.〔対象と方法〕65歳以上の要支援高齢者39名とした.本研究では,栄養評価としてMini Nutritional Assessment-Short Form(MNA-SF)を用いた.このMNA-SFに影響を及ぼす因子を検討するために,年齢,うつ傾向,身体機能,閉じこもりを調査した.〔結果〕MNA-SFに影響する因子は過去1年間の転倒経験の有無,BMI,GDS5であった.〔結語〕要支援高齢者の低栄養には,身体機能よりも定期的なBMIの計測,うつ傾向を分析する必要がある. |
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Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.32.207 |