MRIによる頚椎椎間板変性の評価―腰椎と頚椎の分類法の比較

腰椎の椎間板変性分類は主にPfirmannの分類やSchneidermanの分類が使用されるが,頚椎では確立された分類法はない.本研究の目的は,一般住民547名の頚椎MRIを用い,腰椎椎間板変性分類が頚椎でも使用可能かを検討することである.2つの腰椎と5つの頚椎の椎間板変性分類法は,全ての分類で年齢とグレードは中等度に相関し,最も重度の椎間板変性は,どの計測法でもC5/6が最多だった.頚椎の椎間板変性は腰椎と同一の指標で評価することが可能である....

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Published inJournal of Spine Research Vol. 11; no. 6; pp. 890 - 896
Main Authors 大谷, 晃司, 関口, 美穂, 大瀧, 遥, 紺野, 愼一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会 20.06.2020
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ISSN1884-7137
2435-1563
DOI10.34371/jspineres.2020-0504

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Summary:腰椎の椎間板変性分類は主にPfirmannの分類やSchneidermanの分類が使用されるが,頚椎では確立された分類法はない.本研究の目的は,一般住民547名の頚椎MRIを用い,腰椎椎間板変性分類が頚椎でも使用可能かを検討することである.2つの腰椎と5つの頚椎の椎間板変性分類法は,全ての分類で年齢とグレードは中等度に相関し,最も重度の椎間板変性は,どの計測法でもC5/6が最多だった.頚椎の椎間板変性は腰椎と同一の指標で評価することが可能である.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2020-0504