胸腰椎移行部と中下位腰椎における骨粗鬆症性椎体骨折の臨床的特徴と周術期合併症についての比較
骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)の臨床的特徴と周術期合併症について発生高位別で比較検討した.胸腰椎移行部では椎体後壁損傷,中下位腰椎では脊椎変性病変を多く認め,ともに半数以上で神経障害を合併していた.中下位腰椎の手術は椎体間固定や除圧操作が多く,矯正角度と矯正損失が大きい傾向であった.周術期合併症として胸腰椎移行部は創傷治癒遅延,中下位腰椎はインプラント脱転が多かった....
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| Published in | Journal of Spine Research Vol. 11; no. 4; pp. 745 - 749 |
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| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
20.04.2020
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1884-7137 2435-1563 |
| DOI | 10.34371/jspineres.2020-0404 |
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| Summary: | 骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)の臨床的特徴と周術期合併症について発生高位別で比較検討した.胸腰椎移行部では椎体後壁損傷,中下位腰椎では脊椎変性病変を多く認め,ともに半数以上で神経障害を合併していた.中下位腰椎の手術は椎体間固定や除圧操作が多く,矯正角度と矯正損失が大きい傾向であった.周術期合併症として胸腰椎移行部は創傷治癒遅延,中下位腰椎はインプラント脱転が多かった. |
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| ISSN: | 1884-7137 2435-1563 |
| DOI: | 10.34371/jspineres.2020-0404 |