食道表在癌におけるBlue LASER Imaging (BLI) 併用拡大観察の臨床応用
LASEREO system(富士フィルム社製)はLASER 光を光源とした新しい内視鏡システムであり,新たな画像強調法としてBlue LASER Imaging(BLI)が開発された.LASEREO system およびBLI 併用拡大観察の,食道表在癌診断における有用性と診断能について報告した.LASEREO system の白色光観察は微細な発赤や褪色などの色調変化が捉えやすく,病変境界の視認性が良好であった.BLI 併用拡大観察でもシャープで明るい近接画像が得られるようになった.食道表在癌の拡大観察による微細血管の認識能および血管形態診断,深達度正診率には,BLI とNBI(オリンパス...
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| Published in | 日本レーザー医学会誌 Vol. 35; no. 1; pp. 74 - 78 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | English Japanese |
| Published |
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
15.05.2014
日本レーザー医学会 |
| Subjects | |
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| ISSN | 0288-6200 1881-1639 |
| DOI | 10.2530/jslsm.jslsm-35_0014 |
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| Summary: | LASEREO system(富士フィルム社製)はLASER 光を光源とした新しい内視鏡システムであり,新たな画像強調法としてBlue LASER Imaging(BLI)が開発された.LASEREO system およびBLI 併用拡大観察の,食道表在癌診断における有用性と診断能について報告した.LASEREO system の白色光観察は微細な発赤や褪色などの色調変化が捉えやすく,病変境界の視認性が良好であった.BLI 併用拡大観察でもシャープで明るい近接画像が得られるようになった.食道表在癌の拡大観察による微細血管の認識能および血管形態診断,深達度正診率には,BLI とNBI(オリンパス社製)の間に大きな差は認められなかった. |
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| ISSN: | 0288-6200 1881-1639 |
| DOI: | 10.2530/jslsm.jslsm-35_0014 |