臨床実習における自宅での課題実施時間および主観的難易度が学生の心理的ストレス反応に及ぼす影響について

• Published in: Rigaku ryoho kagaku Vol. 33; no. 1; pp. 29 - 32
• Main Authors: 中, 徹, 細木, 一成, 橋口, 優, 北村, 達夫, 加藤, 仁志, 鳥海, 亮, 浅田, 春美, 鈴木, 学
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2018; Japan Science and Technology Agency
• Subjects: Stress response; Students; 心理的ストレス; 臨床実習; 自宅学習課題
• ISSN: 1341-1667; 2434-2807
• DOI: 10.1589/rika.33.29

〔目的〕臨床実習中における自宅学習課題が学生の心理的ストレス反応に及ぼす影響について検討することとした．〔対象と方法〕理学療法士2養成校4年生58名に対し，臨床実習中の自宅での学習時間および難易度がSRS18（心理的ストレス反応測定尺度）により判定した心理的ストレス反応への関連を重回帰分析により検討した．〔結果〕「抑うつ・不安」ではデイリーノート作成時間と症例レポート作成難易度に，「不機嫌・怒り」ではデイリーノート作成時間，「無気力」は症例レポート作成難易度とデイリーノート作成時間，総合ストレス反応では症例レポート作成難易度とデイリーノート作成時間に有意差がみられた．〔結語〕デイリーノート作成時間と症例レポート難易度は学生の心理的ストレスを増減させる要因の一つであることが示唆された．