Skin rejuvenationにおけるピコ秒レーザーの活用方法―ナノ秒レーザーとの対比にて

ピコ秒レーザーをskin rejuvenation目的で使用する場合には波長1,064 nmないし755 nmを用いる.それぞれにnon-fractional治療とfractionalレンズを用いたフラクショナル治療を選択することができる.高フルエンスほど効果が良いがdown timeを生じるため希望に合わせて組み合わせて加療する.くすみ等の色素増強した肌に対するrejuvenationの場合には,メラノサイトの活動性を抑制するナノ秒Nd:YAGレーザー(1,064 nm)によるトーニング治療が初期には有効である.色調の改善とともに肌質改善効果が表れる.色素の増強が改善した患者や,もともと,色...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 45; no. 1; pp. 46 - 53
Main Authors 川村, みゆき, 中野, 俊二, 原, 葉子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会 15.04.2024
日本レーザー医学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0288-6200
1881-1639
DOI10.2530/jslsm.jslsm-45_0005

Cover

More Information
Summary:ピコ秒レーザーをskin rejuvenation目的で使用する場合には波長1,064 nmないし755 nmを用いる.それぞれにnon-fractional治療とfractionalレンズを用いたフラクショナル治療を選択することができる.高フルエンスほど効果が良いがdown timeを生じるため希望に合わせて組み合わせて加療する.くすみ等の色素増強した肌に対するrejuvenationの場合には,メラノサイトの活動性を抑制するナノ秒Nd:YAGレーザー(1,064 nm)によるトーニング治療が初期には有効である.色調の改善とともに肌質改善効果が表れる.色素の増強が改善した患者や,もともと,色白ながら,肌の張りが減少したような症例に対してはピコ秒レーザー治療を行うと効率の良いrejuvenation治療ができる.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-45_0005