右最大握力発生後における皮膚電気抵抗(ノイロメトリー) の測定

【緒言】現在ではスポーツを愛好する一般の人達にも鍼灸治療の効果は知られてきている. 鍼灸治療を好むスポーツ選手が多いこともすでに報告されている. 鍼灸治療が自律神経に与える影響も研究されている. しかし, 身体運動時には通常の生理状態ではないが運動生理学的には正常な生理的状態である場合がある. したがって鍼灸治療をおこなう際にはまず, 症状を問わず身体運動時, 身体運動後の自律神経の活動が正常なものなのか異常な状態なのかを判断する必要性がある. そこで, 今回は右最大握力を発生させ最大筋力発生後の運動生理的変化をノイロメーターで測定し皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)におよぼす影響を報告する. 【...

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Published in日本良導絡自律神経学会雑誌 Vol. 53; no. 1; pp. 1 - 2
Main Authors 佐藤, 裕二, 和田, 恒彦, 泉, 重樹, 田宮, 慎二, 玉井, 清志, 鹿児島, 裕, 樽本, 修和, 下永田, 修二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 2007
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ISSN0913-0977
1884-7595
DOI10.17119/ryodoraku1986.53.1

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Summary:【緒言】現在ではスポーツを愛好する一般の人達にも鍼灸治療の効果は知られてきている. 鍼灸治療を好むスポーツ選手が多いこともすでに報告されている. 鍼灸治療が自律神経に与える影響も研究されている. しかし, 身体運動時には通常の生理状態ではないが運動生理学的には正常な生理的状態である場合がある. したがって鍼灸治療をおこなう際にはまず, 症状を問わず身体運動時, 身体運動後の自律神経の活動が正常なものなのか異常な状態なのかを判断する必要性がある. そこで, 今回は右最大握力を発生させ最大筋力発生後の運動生理的変化をノイロメーターで測定し皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)におよぼす影響を報告する. 【被験者・対象者】被験者は, 筋・骨格・神経の障害がない男性12名(平均年齢20.00歳18~21歳)であった. 実験の主旨, 内容は事前に説明し, 任意参加, 実験の途中でやめられる環境で行った. 被験者は全員日常的に右手を使うものとした. 【測定装置】(1), 測定装置, 良導絡測定は, (株)データグラフ社製ノイロソフターDS208を使用(基本的測定部位で測定)し, 12V200μAで測定した.
ISSN:0913-0977
1884-7595
DOI:10.17119/ryodoraku1986.53.1