小児橈骨頚部骨折に対する経皮的整復固定術の検討
小児橈骨頚部骨折の整復治療には徒手整復,経皮的整復,観血的整復がある.徒手整復や経皮的整復は橈骨頭傾斜角度が60度未満では最初に行われる治療である.観血的整復は骨頭壊死や近位橈尺関節癒合等の重篤な合併症を起こす危険性が高くなるため,症例を限定するべきであると思われる.今回我々は2001年から2008年の間に小児橈骨頚部骨折6例に対し,直径2.4mmのKirschner鋼線を用いて経皮的整復固定術を行い,良好な結果が得られたため若干の文献的考察を加え報告する....
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| Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 59; no. 3; pp. 569 - 572 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
西日本整形・災害外科学会
2010
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0037-1033 1349-4333 |
| DOI | 10.5035/nishiseisai.59.569 |
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| Summary: | 小児橈骨頚部骨折の整復治療には徒手整復,経皮的整復,観血的整復がある.徒手整復や経皮的整復は橈骨頭傾斜角度が60度未満では最初に行われる治療である.観血的整復は骨頭壊死や近位橈尺関節癒合等の重篤な合併症を起こす危険性が高くなるため,症例を限定するべきであると思われる.今回我々は2001年から2008年の間に小児橈骨頚部骨折6例に対し,直径2.4mmのKirschner鋼線を用いて経皮的整復固定術を行い,良好な結果が得られたため若干の文献的考察を加え報告する. |
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| ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
| DOI: | 10.5035/nishiseisai.59.569 |