タイ拠点大学交流事業「薬学分野:天然薬物」
「1. はじめに」 拠点大学方式による学術交流事業とは, 日本学術振興会(JSPS)によるアジア諸国との連携強化を目的とした国際交流事業のうちの1つで, 特定の研究分野及び研究課題を対象とした国際共同研究を, 2国間(若しくは多国間)の研究者の交流により組織的に実施しているものである. 拠点大学交流事業は1977年の文部省の学術審議会建議に基づき翌1978年度からスタートし, 当初は東南アジア諸国(タイ, インドネシア, マレーシア, フィリピン, ベトナム)との間で実施され, その後, 中国, 韓国, インドが加わった. 2007年度(平成19年度)現在の拠点大学交流事業実施状況は2国間交流...
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| Published in | YAKUGAKU ZASSHI Vol. 129; no. 4; pp. 387 - 391 |
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| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益社団法人 日本薬学会
01.04.2009
日本薬学会 |
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| ISSN | 0031-6903 1347-5231 |
| DOI | 10.1248/yakushi.129.387 |
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| Summary: | 「1. はじめに」 拠点大学方式による学術交流事業とは, 日本学術振興会(JSPS)によるアジア諸国との連携強化を目的とした国際交流事業のうちの1つで, 特定の研究分野及び研究課題を対象とした国際共同研究を, 2国間(若しくは多国間)の研究者の交流により組織的に実施しているものである. 拠点大学交流事業は1977年の文部省の学術審議会建議に基づき翌1978年度からスタートし, 当初は東南アジア諸国(タイ, インドネシア, マレーシア, フィリピン, ベトナム)との間で実施され, その後, 中国, 韓国, インドが加わった. 2007年度(平成19年度)現在の拠点大学交流事業実施状況は2国間交流によるものが20件, 多国間交流によるものが2件となっており, 2010年度(平成22年度)の末ですべての課題が終了する予定である. 2国間交流では, 両国に共同研究の中核となる大学(拠点大学)に加えて, その拠点大学を中心とし共同研究に参加する大学(協力大学)及び協力大学以外に所属して共同研究に参加する個々の研究者(協力研究者)からなるグループがそれぞれ形成され, 両拠点大学間の協議に基づき毎年作成される研究計画により共同研究及び研究者交流を実施している. |
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| ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
| DOI: | 10.1248/yakushi.129.387 |