化膿性脊椎炎を合併した腰部脊柱管狭窄症に脊椎制動術を施行した1例

疼痛管理が困難な腰部脊柱管狭窄症による腰部神経根症に化膿性脊椎炎を合併した症例に対し,神経除圧術と脊椎制動術を施行し経過良好な症例を経験したので報告する.除圧を行う椎体に化膿性脊椎炎が合併しており,椎弓切除のみでは脊柱変形の進行が危惧されたため,制動を得るとともにinstrument failureを回避するためU-rodを用いた脊椎制動術を行った.術後に腰椎は短縮し前彎が減少したが,instrument failureを生じることなく経過は良好である....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 64; no. 3; pp. 445 - 449
Main Authors 沖本, 信和, 有田, 忍, 福原, 志東, 古子, 剛, 森寺, 邦晃, 村上, 忠誌, 石倉, 透, 馬場, 賢治, 赤星, 正二郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 2015
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.64.445

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Summary:疼痛管理が困難な腰部脊柱管狭窄症による腰部神経根症に化膿性脊椎炎を合併した症例に対し,神経除圧術と脊椎制動術を施行し経過良好な症例を経験したので報告する.除圧を行う椎体に化膿性脊椎炎が合併しており,椎弓切除のみでは脊柱変形の進行が危惧されたため,制動を得るとともにinstrument failureを回避するためU-rodを用いた脊椎制動術を行った.術後に腰椎は短縮し前彎が減少したが,instrument failureを生じることなく経過は良好である.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.64.445