Eight plate で治療を行ったBlount 病の1例
今回発症早期より経過を追ったBlount病の1例を経験したので報告する.症例は男児.出生体重は1595gであるも,発育・発達障害はなく経過.1歳半健診にてO脚を指摘され,他院を受診.その後,当院紹介となった.当院初診時(1歳6ヶ月)にO脚変形を認め,顆間距離は2横指でX線上はMetaphysaeal-diaphyseal angle(以下MDA)右5°,左16°であった.左膝Blount病の診断で経過観察とした.1歳10か月時にはMDA右2°,左13°であり,Langenskiold分類StageⅡと診断し,外側wedgeの靴型装具を作成した.3歳時にはMDA右14°,左19°と両膝の内反変形...
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 67; no. 1; pp. 22 - 24 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
25.03.2018
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Subjects | |
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ISSN | 0037-1033 1349-4333 |
DOI | 10.5035/nishiseisai.67.22 |
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Summary: | 今回発症早期より経過を追ったBlount病の1例を経験したので報告する.症例は男児.出生体重は1595gであるも,発育・発達障害はなく経過.1歳半健診にてO脚を指摘され,他院を受診.その後,当院紹介となった.当院初診時(1歳6ヶ月)にO脚変形を認め,顆間距離は2横指でX線上はMetaphysaeal-diaphyseal angle(以下MDA)右5°,左16°であった.左膝Blount病の診断で経過観察とした.1歳10か月時にはMDA右2°,左13°であり,Langenskiold分類StageⅡと診断し,外側wedgeの靴型装具を作成した.3歳時にはMDA右14°,左19°と両膝の内反変形が進行したため,eight plateを用い両側成長軟骨外側抑制術を行った.最終観察時(4歳2ヶ月時)MDA右10°左10°で両側共に改善傾向であり良好な成績を得た |
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ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
DOI: | 10.5035/nishiseisai.67.22 |