マンモグラフィ撮影時のポジショニングの重要性を痛感した症例

目的：マンモグラフィ（以下，MMG）非描出症例のうち，乳がん占拠部位が原因の症例に関してポジショニングの検討や乳腺エコー（以下，US）の必要性に関して検討する． 方法：MMG非描出症例の過去3年間の画像および外来受診時の画像を比較検討した． 結果：ポジショニングによる影響のための非描出で，頭尾方向（Craniocaudal：以下，CC）撮影での外側領域，内外斜位方向（Mediolateral oblique：以下，MLO）撮影での後隙部分の引き出し不足が原因と考えられた． 結論：家族歴のある乳がんリスクの高い受診者へのMMGのポジショニングの検討と，US併用検診を推奨できるような体制整備をする...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in人間ドック Vol. 30; no. 4; pp. 746 - 749
Main Authors 日野, 浩司, 中川, 望, 宮住, 奈巳, 塚本, 由紀, 橋本, 智子, 有馬, 義裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本人間ドック学会 2015
日本人間ドック学会
Subjects
MMG非描出乳がん
ポジショニング
乳がんリスク
乳腺エコー
Online AccessGet full text
ISSN1880-1021
2186-5027
DOI10.11320/ningendock.30.746

Cover

More Information
Summary:目的：マンモグラフィ（以下，MMG）非描出症例のうち，乳がん占拠部位が原因の症例に関してポジショニングの検討や乳腺エコー（以下，US）の必要性に関して検討する． 方法：MMG非描出症例の過去3年間の画像および外来受診時の画像を比較検討した． 結果：ポジショニングによる影響のための非描出で，頭尾方向（Craniocaudal：以下，CC）撮影での外側領域，内外斜位方向（Mediolateral oblique：以下，MLO）撮影での後隙部分の引き出し不足が原因と考えられた． 結論：家族歴のある乳がんリスクの高い受診者へのMMGのポジショニングの検討と，US併用検診を推奨できるような体制整備をする必要がある．
ISSN:1880-1021
2186-5027
DOI:10.11320/ningendock.30.746