2本縫合糸スーチャーアンカーを用いた鏡視下バンカート修復術における術後再発に関する検討

鏡視下バンカート修復術の術後成績を改善するための様々な工夫がなされているが,2本縫合糸スーチャーアンカーの使用もその一つである.2007年6月から2011年12月までに,反復性肩関節脱臼の患者に対し,2本縫合糸スーチャーアンカーを用いて鏡視下バンカート修復術を行なった39症例の再発について報告する.平均観察期間は39ヵ月(14ヵ月―68ヵ月)であった.術後再発を,4肩(10.3%)に認めた.再発例は全例10歳代のスポーツ選手であった.2本縫合糸スーチャーアンカーを用いた鏡視下バンカート修復術の再発率は,従来の1本縫合糸スーチャーアンカーを用いた同手術の再発率と同等であった....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 63; no. 1; pp. 65 - 67
Main Authors 楊, 拓也, 水田, 博志, 徳永, 琢也, 井手, 淳二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.03.2014
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.63.65

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Summary:鏡視下バンカート修復術の術後成績を改善するための様々な工夫がなされているが,2本縫合糸スーチャーアンカーの使用もその一つである.2007年6月から2011年12月までに,反復性肩関節脱臼の患者に対し,2本縫合糸スーチャーアンカーを用いて鏡視下バンカート修復術を行なった39症例の再発について報告する.平均観察期間は39ヵ月(14ヵ月―68ヵ月)であった.術後再発を,4肩(10.3%)に認めた.再発例は全例10歳代のスポーツ選手であった.2本縫合糸スーチャーアンカーを用いた鏡視下バンカート修復術の再発率は,従来の1本縫合糸スーチャーアンカーを用いた同手術の再発率と同等であった.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.63.65