頸椎前方除圧固定術におけるプレート・スペーサー一体化システムの有用性

頸椎前方除圧固定術は術後に移植骨やケージが脱転する合併症を生じることがある.プレートを設置して脱転を予防する方法も有効であるが,食道への刺激になったりプレートやスクリューが脱転する等の合併症も生じうる.このような問題に対して当院では頸椎前方除圧固定術においてプレートとスペーサーが一体化したインプラントを採用している.本インプラントは初期固定制が良好であり頸椎多椎間手術の症例であっても外固定期間と入院期間の短縮が可能となった....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 72; no. 2; pp. 266 - 270
Main Authors 新門, 裕三, 高橋, 建吾, 領木, 良浩, 湯浅, 伸也, 小宮, 節郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.03.2023
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.72.266

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Summary:頸椎前方除圧固定術は術後に移植骨やケージが脱転する合併症を生じることがある.プレートを設置して脱転を予防する方法も有効であるが,食道への刺激になったりプレートやスクリューが脱転する等の合併症も生じうる.このような問題に対して当院では頸椎前方除圧固定術においてプレートとスペーサーが一体化したインプラントを採用している.本インプラントは初期固定制が良好であり頸椎多椎間手術の症例であっても外固定期間と入院期間の短縮が可能となった.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.72.266