高齢入院患者におけるTwo-Square Step Test とADL および歩行自立度との関連
【目的】本研究の目的は,Two-Square Step Test(以下,TSST)の再現性,妥当性,ADL,歩行自立度との関連,および歩行自立のカットオフ値を明らかにすることである。【方法】対象は,65 歳以上の高齢入院患者である。まず,TSST の検者内,検者間再現性の検討と,Four-Square Step Test(以下,FSST)との関連を検討した。次に,TSST とFIM 運動項目,歩行自立度との関連を検討し,歩行自立のカットオフ値を算出した。【結果】TSST のICC は,0.98 であった。またTSST は,FSST(rs = –0.82),FIM 運動項目(rs = 0.73)...
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          | Published in | 理学療法学 Vol. 42; no. 6; pp. 480 - 486 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本理学療法士学会
    
        20.10.2015
     日本理学療法士協会  | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0289-3770 2189-602X  | 
| DOI | 10.15063/rigaku.11007 | 
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| Summary: | 【目的】本研究の目的は,Two-Square Step Test(以下,TSST)の再現性,妥当性,ADL,歩行自立度との関連,および歩行自立のカットオフ値を明らかにすることである。【方法】対象は,65 歳以上の高齢入院患者である。まず,TSST の検者内,検者間再現性の検討と,Four-Square Step Test(以下,FSST)との関連を検討した。次に,TSST とFIM 運動項目,歩行自立度との関連を検討し,歩行自立のカットオフ値を算出した。【結果】TSST のICC は,0.98 であった。またTSST は,FSST(rs = –0.82),FIM 運動項目(rs = 0.73)と有意な相関を認めた。歩行自立のカットオフ値は,25.5 点であった。【結論】TSST は,再現性,妥当性ともに良好であり,歩行自立度との関連,歩行自立のカットオフ値も明らかになったことから,臨床に応用することが可能と考えられた。 | 
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| ISSN: | 0289-3770 2189-602X  | 
| DOI: | 10.15063/rigaku.11007 |