デジタル脳波の記録と判読 その2—読めない脳波

「デジタル脳波の記録と判読」の2回目として, “読めない脳波”を取り上げる。筆者の定義する“読めない脳波”とは, まず記録開始の1頁目をチェックして, 1) 電極接触抵抗を表示させると計測していない, 2) 交流フィルタをデフォルトでオンにしている, 3) 基準電極導出で19 ch表示していない, 4) 電極ポップが混入しているなどの, 脳波記録を指す。本稿では, これらの点に関して解説し, 何故読めないのかを具体的に説明する。...

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Bibliographic Details
Published inJapanese Journal of Clinical Neurophysiology Vol. 52; no. 3; pp. 171 - 180
Main Author 飛松, 省三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本臨床神経生理学会 01.06.2024
Japanese Society of Clinical Neurophysiology
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ISSN1345-7101
2188-031X
DOI10.11422/jscn.52.171

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Summary:「デジタル脳波の記録と判読」の2回目として, “読めない脳波”を取り上げる。筆者の定義する“読めない脳波”とは, まず記録開始の1頁目をチェックして, 1) 電極接触抵抗を表示させると計測していない, 2) 交流フィルタをデフォルトでオンにしている, 3) 基準電極導出で19 ch表示していない, 4) 電極ポップが混入しているなどの, 脳波記録を指す。本稿では, これらの点に関して解説し, 何故読めないのかを具体的に説明する。
ISSN:1345-7101
2188-031X
DOI:10.11422/jscn.52.171