経食道心エコープローブ挿入時のエアウェイスコープ®の有用性
全身麻酔中の経食道心エコー(以下,TEE)プローブ挿入にエアウェイスコープ®(以下,AWS)を使用し,有用性と安全性について検討した.対象は成人心臓血管外科手術38症例で,挿入成功率は97.4%(37/38),挿入に要した時間は平均値16.3秒,中央値13.5秒,術後咽頭痛の頻度は2.6%(1/38),その他の合併症は認めなかった.AWSは,弯曲したイントロックによって口腔軸と咽頭軸との角度差を解消し,モニター下にプローブを食道入口部に誘導できることからTEEプローブ挿入に有用である....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 37; no. 4; pp. 446 - 450 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
15.07.2017
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Subjects | |
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ISSN | 0285-4945 1349-9149 |
DOI | 10.2199/jjsca.37.446 |
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Summary: | 全身麻酔中の経食道心エコー(以下,TEE)プローブ挿入にエアウェイスコープ®(以下,AWS)を使用し,有用性と安全性について検討した.対象は成人心臓血管外科手術38症例で,挿入成功率は97.4%(37/38),挿入に要した時間は平均値16.3秒,中央値13.5秒,術後咽頭痛の頻度は2.6%(1/38),その他の合併症は認めなかった.AWSは,弯曲したイントロックによって口腔軸と咽頭軸との角度差を解消し,モニター下にプローブを食道入口部に誘導できることからTEEプローブ挿入に有用である. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.37.446 |