学会認定・臨床輸血看護師がさらに活躍するために~e-Newsの活動報告から見えてきた現状

「はじめに」 2010年に学会認定・臨床輸血看護師制度が発足して以来, 学会認定・臨床輸血看護師(以下, 臨床輸血看護師)が各地の医療機関で活動している. 筆者はかつて日本輸血・細胞治療学会(以下, 本学会)の(旧)情報出版委員会で会員間のコミュニケーションを図ることを目的としたニュースレター(e-News)の発行に2013年12月の第1号から2019年の第17号まで携わり, 会員活動の記事の一つとして「臨床輸血看護師の活動報告」を定期的に掲載してきた. 今回, これらの活動報告の記事を通して見えてきた臨床輸血看護師の活動の現状と課題について報告し, その存在意義と可能性について述べたい. 「...

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Bibliographic Details
Published in日本輸血細胞治療学会誌 Vol. 66; no. 4; pp. 654 - 657
Main Author 岩尾, 憲明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会 25.08.2020
日本輸血・細胞治療学会
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ISSN1881-3011
1883-0625
DOI10.3925/jjtc.66.654

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Summary:「はじめに」 2010年に学会認定・臨床輸血看護師制度が発足して以来, 学会認定・臨床輸血看護師(以下, 臨床輸血看護師)が各地の医療機関で活動している. 筆者はかつて日本輸血・細胞治療学会(以下, 本学会)の(旧)情報出版委員会で会員間のコミュニケーションを図ることを目的としたニュースレター(e-News)の発行に2013年12月の第1号から2019年の第17号まで携わり, 会員活動の記事の一つとして「臨床輸血看護師の活動報告」を定期的に掲載してきた. 今回, これらの活動報告の記事を通して見えてきた臨床輸血看護師の活動の現状と課題について報告し, その存在意義と可能性について述べたい. 「臨床輸血看護師の活動状況」 e-Newsに掲載された活動報告の一覧を表1に示す. 臨床輸血看護師の活動内容は, 「安全な輸血医療・輸血業務」, 「輸血教育」, 「ネットワークの設立」, 「他施設・他職種との連携」と多岐に渡り, さらにI&A視察員の活動も行われている.
ISSN:1881-3011
1883-0625
DOI:10.3925/jjtc.66.654