プルトニウム摂取事故に関する日本保健物理学会ワーキンググループ活動報告

「I 緒論」2017年6月6日に, (国研)日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(以後JAEA大洗)で発生したプルトニウム摂取事故(以後, JAEA大洗プルトニウム摂取事故)に対して(一社)日本保健物理学会(以後, 保物学会)は, 被ばく線量評価, 放射線防護, 放射線安全を専門分野とする学会として, 「(1)保健物理を専門としない方が, JAEA等から公表された報告書等を理解するうえで手助けとなる情報を発信する. (2)事故とその対処に関する情報を収集し, 専門家としての観点から分析を行う. (3)事故分析に基づいて教訓を抽出し, 安全文化醸成に資する見解の発信を行う」ことを目的とし,...

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Published in保健物理 Vol. 53; no. 4; pp. 271 - 281
Main Authors JAEA大洗プルトニウム, 汚染事故ワーキンググループ, 佐々木, 道也, 甲斐, 倫明, 山西, 弘城, 岩井, 敏, 桧垣, 正吾
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本保健物理学会 2018
Subjects
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ISSN0367-6110
1884-7560
DOI10.5453/jhps.53.271

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Summary:「I 緒論」2017年6月6日に, (国研)日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(以後JAEA大洗)で発生したプルトニウム摂取事故(以後, JAEA大洗プルトニウム摂取事故)に対して(一社)日本保健物理学会(以後, 保物学会)は, 被ばく線量評価, 放射線防護, 放射線安全を専門分野とする学会として, 「(1)保健物理を専門としない方が, JAEA等から公表された報告書等を理解するうえで手助けとなる情報を発信する. (2)事故とその対処に関する情報を収集し, 専門家としての観点から分析を行う. (3)事故分析に基づいて教訓を抽出し, 安全文化醸成に資する見解の発信を行う」ことを目的とし, JAEA大洗プルトニウム汚染事故ワーキンググループ(以後, WG)を立ち上げた. その第一段の活動として, プルトニウムやその測定法などの基本的事項に関する9個のQ&Aを整理し, 「JAEA大洗プルトニウム汚染事故に関するQ&A」として, 保物学会のホームページにて情報発信した.
ISSN:0367-6110
1884-7560
DOI:10.5453/jhps.53.271