ASPECTS低値の急性期血栓回収術の治療成績
「はじめに」さまざまなrandomized controlled trial (RCT) の結果を受け, 現在American Heart Association / American Stroke Association (AHA/ASA) ガイドラインは前方循環系の急性期脳主幹動脈閉塞症のうちAlberta Stroke Program Early Computed Tomography Scores (ASPECTS) 6点以上の症例に対しては積極的に血栓回収術を行うように勧めている (class I). その一方で, ASPECTS6点未満の症例に対する血栓回収術の適応についてはエビデ...
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          | Published in | 脳卒中の外科 Vol. 48; no. 3; pp. 200 - 204 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
    
        2020
     日本脳卒中の外科学会  | 
| Subjects | |
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| ISSN | 0914-5508 1880-4683  | 
| DOI | 10.2335/scs.48.200 | 
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| Summary: | 「はじめに」さまざまなrandomized controlled trial (RCT) の結果を受け, 現在American Heart Association / American Stroke Association (AHA/ASA) ガイドラインは前方循環系の急性期脳主幹動脈閉塞症のうちAlberta Stroke Program Early Computed Tomography Scores (ASPECTS) 6点以上の症例に対しては積極的に血栓回収術を行うように勧めている (class I). その一方で, ASPECTS6点未満の症例に対する血栓回収術の適応についてはエビデンスが少なくclass IIbに留まっている. ASPECTS 6点未満の症例に対する血栓回収術の治療成績は, 6点以上の症例と比較すると悪いが, 術後に症状が劇的に改善することがある. 今回, 来院時ASPECTSが低値であった急性期脳主幹動脈閉塞症に対する血栓回収術の治療成績について検討した. | 
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| ISSN: | 0914-5508 1880-4683  | 
| DOI: | 10.2335/scs.48.200 |