超音波ガイド下神経ブロックの進歩─教育・セミナー

超音波ガイド下神経ブロック法は,創生期以来のランドマーク法や電気生理学的神経同定法である電気刺激ガイド下法を補完するものとして2000年以降世界的な普及を見たものである.今日従来の神経ブロック法は,ほとんどが超音波ガイド下法でより安全・確実に行われるようになっている.本法の普及に伴い,超音波画像診断装置の特性を生かした教育法の必要性が認識されるようになり,教育のガイドラインが策定される機運にある.超音波画像診断の特徴を生かした各種体幹のブロックが報告される今日,基本となる超音波医学および超音波解剖の基礎知識を踏まえた教育システムの展開と普及が急務である....

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Bibliographic Details
Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 38; no. 5; pp. 660 - 665
Main Author 佐藤, 裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 15.09.2018
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ISSN0285-4945
1349-9149
DOI10.2199/jjsca.38.660

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Summary:超音波ガイド下神経ブロック法は,創生期以来のランドマーク法や電気生理学的神経同定法である電気刺激ガイド下法を補完するものとして2000年以降世界的な普及を見たものである.今日従来の神経ブロック法は,ほとんどが超音波ガイド下法でより安全・確実に行われるようになっている.本法の普及に伴い,超音波画像診断装置の特性を生かした教育法の必要性が認識されるようになり,教育のガイドラインが策定される機運にある.超音波画像診断の特徴を生かした各種体幹のブロックが報告される今日,基本となる超音波医学および超音波解剖の基礎知識を踏まえた教育システムの展開と普及が急務である.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.38.660