頭蓋内外内頸動脈の血管構造に関する検討

「はじめに」頭蓋内内頸動脈の動脈硬化性狭窄病変は海綿静脈洞部に好発することが知られている1)16). また, 内頸動脈は筋性動脈であるが10)11), 頭蓋内では頭蓋外と異なり, 外弾性板がなく弾性繊維はほとんど内弾性板に集中していることも知られている3)6)21)23). 今回, われわれは, 解剖体を用いて, 頭蓋内内頸動脈における外弾性板の消失部位を確認し, 動脈硬化性狭窄病変との関連5)14)18-20)について検討を行った....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in脳卒中の外科 Vol. 35; no. 1; pp. 30 - 33
Main Authors 林, 央周, 桑山, 直也, 堀, 恵美子, 増岡, 徹, 平島, 豊, 遠藤, 俊郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脳卒中の外科学会 2007
日本脳卒中の外科学会
Online AccessGet full text
ISSN0914-5508
1880-4683
DOI10.2335/scs.35.30

Cover

More Information
Summary:「はじめに」頭蓋内内頸動脈の動脈硬化性狭窄病変は海綿静脈洞部に好発することが知られている1)16). また, 内頸動脈は筋性動脈であるが10)11), 頭蓋内では頭蓋外と異なり, 外弾性板がなく弾性繊維はほとんど内弾性板に集中していることも知られている3)6)21)23). 今回, われわれは, 解剖体を用いて, 頭蓋内内頸動脈における外弾性板の消失部位を確認し, 動脈硬化性狭窄病変との関連5)14)18-20)について検討を行った.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.35.30