胆嚢悪性リンパ腫の画像所見
79歳, 男性. 受診目的: 胆嚢病変の精査 既往歴: 糖尿病, 脂質異常症, 早期胃癌 現病歴: 20XX年7月頃より労作時息切れを自覚し, 近医を受診したところ心エコー検査において心内腫瘤がみられた. 造影CT検査においては心内腫瘤の他, 左腎腹側の腫瘤および傍大動脈と腹腔内に多発するリンパ節腫大が見られた. 心嚢液の細胞診検査(cell block免疫染色: CD5陰性, CD10陰性, CD20陽性, bcl-6陽性, MUM-1陽性, EBER-ISH陰性)によってびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)(non-germinal center type)の診断となり, 当院血液...
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| Published in | 胆道 Vol. 36; no. 1; pp. 82 - 90 |
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| Main Authors | , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本胆道学会
31.03.2022
日本胆道学会 |
| Subjects | |
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| ISSN | 0914-0077 1883-6879 |
| DOI | 10.11210/tando.36.82 |
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| Summary: | 79歳, 男性. 受診目的: 胆嚢病変の精査 既往歴: 糖尿病, 脂質異常症, 早期胃癌 現病歴: 20XX年7月頃より労作時息切れを自覚し, 近医を受診したところ心エコー検査において心内腫瘤がみられた. 造影CT検査においては心内腫瘤の他, 左腎腹側の腫瘤および傍大動脈と腹腔内に多発するリンパ節腫大が見られた. 心嚢液の細胞診検査(cell block免疫染色: CD5陰性, CD10陰性, CD20陽性, bcl-6陽性, MUM-1陽性, EBER-ISH陰性)によってびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)(non-germinal center type)の診断となり, 当院血液内科において同年12月よりR-THP-CV(O)P療法〔リツキサン + テラルビシン + エンドキサン + フィルデシン(+ オンコビン) + プレドニゾロン〕が開始された. |
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| ISSN: | 0914-0077 1883-6879 |
| DOI: | 10.11210/tando.36.82 |