炭酸アパタイト系骨補塡材によりサイナスリフトおよび歯槽骨造成を行った症例の組織学的観察

これまで海外では多くの骨補塡材が開発,使用されてきたが,日本国内では薬事未承認のものが多く,特に歯科用インプラントに対しては,日本で薬事承認された骨補塡材がなかった.近年,吸収性炭酸アパタイトを主成分とした骨補塡材が日本国内で初めて歯科用インプラントへ適用承認され,臨床応用されている.しかし,この骨補塡材を使用した歯槽骨造成の報告はない.今回,この骨補塡材を用いてサイナスリフトと同時に歯槽骨造成を行った症例を経験したので報告する....

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Published in日本口腔インプラント学会誌 Vol. 35; no. 1; pp. 29 - 34
Main Authors 成瀬, 啓一, 樋口, 大輔, 矢島, 安朝, 宇田川, 信之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本口腔インプラント学会 31.03.2022
日本口腔インプラント学会
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ISSN0914-6695
2187-9117
DOI10.11237/jsoi.35.29

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Summary:これまで海外では多くの骨補塡材が開発,使用されてきたが,日本国内では薬事未承認のものが多く,特に歯科用インプラントに対しては,日本で薬事承認された骨補塡材がなかった.近年,吸収性炭酸アパタイトを主成分とした骨補塡材が日本国内で初めて歯科用インプラントへ適用承認され,臨床応用されている.しかし,この骨補塡材を使用した歯槽骨造成の報告はない.今回,この骨補塡材を用いてサイナスリフトと同時に歯槽骨造成を行った症例を経験したので報告する.
ISSN:0914-6695
2187-9117
DOI:10.11237/jsoi.35.29