等速性両側脚伸展筋力
本研究の目的は,20 120cm/sec間に設定した6種類の等速性の速度変化が,最大等速性両側(以下,最大両側)脚伸展筋力に与える影響を検討することである。また,等速性脚伸展筋力測定装置で設定する等速性速度と最大両側脚伸展筋力が得られた際の等速性速度との一致度を確認することである。被験者は,健常男性7名である。その結果,最大両側脚伸展筋力は,等速性の設定速度が増加するに従って筋力が低下した。設定した速度と最大両脚伸展筋力が得られた際の速度は,20,40および60cm/secで速度の差が5〜8xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx...
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Published in | 理学療法学 Vol. 23; no. 4; pp. 226 - 231 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士学会
31.05.1996
日本理学療法士協会 Japanese Society of Physical Therapy |
Subjects | |
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ISSN | 0289-3770 2189-602X |
DOI | 10.15063/rigaku.KJ00001307728 |
Cover
Summary: | 本研究の目的は,20 120cm/sec間に設定した6種類の等速性の速度変化が,最大等速性両側(以下,最大両側)脚伸展筋力に与える影響を検討することである。また,等速性脚伸展筋力測定装置で設定する等速性速度と最大両側脚伸展筋力が得られた際の等速性速度との一致度を確認することである。被験者は,健常男性7名である。その結果,最大両側脚伸展筋力は,等速性の設定速度が増加するに従って筋力が低下した。設定した速度と最大両脚伸展筋力が得られた際の速度は,20,40および60cm/secで速度の差が5〜8xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxの範囲に収まり,標準偏差も少ないことが認められた。 以上から,粗大筋力である両側脚伸展筋力においても,定性的な特徴として力-速度関係が成り立つことを示していた。また,20,40および60cm/secの設定速度で測定すれば,実測速度との誤差が少なく,その設定速度の範囲で最大両側脚伸展筋力を測定すると設定速度に準じた値であることが示唆された。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.KJ00001307728 |