日本遺伝学会 Genes & Genetic Systems誌の試み:アジアの遺伝学を主導する学術雑誌を目指した取り組み
日本遺伝学会の学会誌Genes & Genetic Systems誌は100年近くの歴史をもち,遺伝学関連の学術論文を出版してきた。全文英文化やJ-STAGEを利用したオープンアクセス化を早くから実現していたが,2013年度より日本学術振興会科研費「国際情報発信強化」の補助を受けて,アジアにおける遺伝学分野のトップジャーナルとなることを目指し,いくつかの新たな試みを始めた。具体的には,国際情報発信強化に向けてアジア各国・地域の研究者の参加による編集体制の国際化,採択論文の英文校閲,掲載費用支払い方法の簡素化,論文の早期公開等を行ってきた。本稿ではこれらの試みについて解説した後,これまで...
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| Published in | Journal of information processing and management Vol. 60; no. 3; pp. 175 - 181 |
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
Tokyo
国立研究開発法人 科学技術振興機構
01.01.2017
Japan Science and Technology Agency |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-7298 1347-1597 |
| DOI | 10.1241/johokanri.60.175 |
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| Summary: | 日本遺伝学会の学会誌Genes & Genetic Systems誌は100年近くの歴史をもち,遺伝学関連の学術論文を出版してきた。全文英文化やJ-STAGEを利用したオープンアクセス化を早くから実現していたが,2013年度より日本学術振興会科研費「国際情報発信強化」の補助を受けて,アジアにおける遺伝学分野のトップジャーナルとなることを目指し,いくつかの新たな試みを始めた。具体的には,国際情報発信強化に向けてアジア各国・地域の研究者の参加による編集体制の国際化,採択論文の英文校閲,掲載費用支払い方法の簡素化,論文の早期公開等を行ってきた。本稿ではこれらの試みについて解説した後,これまでに得られた成果と今後の課題について述べる。 |
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| Bibliography: | ObjectType-Article-1 SourceType-Scholarly Journals-1 ObjectType-Feature-2 content type line 14 |
| ISSN: | 0021-7298 1347-1597 |
| DOI: | 10.1241/johokanri.60.175 |