通所リハビリテーションの評価

「はじめに」今回筆者がいただいた課題は, メインテーマの『在宅支援を評価する』を通所の立場で述べることである. 『在宅支援を評価する』には様々な意味がある. 通所リハビリテーションの利用に至るまで急性期, 回復期, 維持期の連携が上手く行ったかなどの利用プロセスの評価, 他のサービス提供事業所との役割分担や連携が上手く行っているかなどの維持期チームの支援体制評価, 通所リハチームによる利用者のアセスメントとモニタリング, そしてPT, OT, STのリハビリ専門職による評価とモニタリングなどである. ここではまず, 維持期リハの位置づけを明確にし, 維持期における評価の視点を整理した上で, 通...

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Published in理学療法学 Vol. 36; no. 4; pp. 179 - 182
Main Author 野尻, 晋一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士学会 20.06.2009
日本理学療法士協会
Japanese Society of Physical Therapy
Subjects
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ISSN0289-3770
2189-602X
DOI10.15063/rigaku.KJ00005627706

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Summary:「はじめに」今回筆者がいただいた課題は, メインテーマの『在宅支援を評価する』を通所の立場で述べることである. 『在宅支援を評価する』には様々な意味がある. 通所リハビリテーションの利用に至るまで急性期, 回復期, 維持期の連携が上手く行ったかなどの利用プロセスの評価, 他のサービス提供事業所との役割分担や連携が上手く行っているかなどの維持期チームの支援体制評価, 通所リハチームによる利用者のアセスメントとモニタリング, そしてPT, OT, STのリハビリ専門職による評価とモニタリングなどである. ここではまず, 維持期リハの位置づけを明確にし, 維持期における評価の視点を整理した上で, 通所リハにおける評価について言及することで課題に答えたこととしたい. 「維持期リハの位置づけ」リハビリテーション(以下リハ)医療の流れは急性期, 回復期, 維持期に整理されている. 各期の支援対象は, 急性期が『疾病』, 回復期は『障害』, 維持期は『生活』と言われている.
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00005627706