膝前十字靱帯損傷後リハビリテーションの理論

前十字靱帯損傷は, これまで多くの手術法が発表され, 遠隔成績についても, 徐々に明確になりつつある. その術後リハビリテーションプログラムも検討されているが, 理論的根拠に乏しく, 経験的判断に負う面が多い. しかしながらスポーツ選手においては, その後の経過が, 選手寿命にも通じる事から, 慎重なリハビリテーション治療が処方されなければならない. 前十字靱帯損傷手術後のリハビリテーションを, 膝蓋大腿関節にかかる圧迫力と, 現在の筋力強化の概念をふまえ, 大腿四頭筋の役割の観点から検討を加えた....

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Bibliographic Details
Published in理学療法学 Vol. 11; no. 4; pp. 195 - 199
Main Authors 山嵜, 勉, 入谷, 誠, 福井, 勉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士学会 10.08.1984
日本理学療法士協会
Japanese Society of Physical Therapy
Subjects
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ISSN0289-3770
2189-602X
DOI10.15063/rigaku.KJ00001305395

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Summary:前十字靱帯損傷は, これまで多くの手術法が発表され, 遠隔成績についても, 徐々に明確になりつつある. その術後リハビリテーションプログラムも検討されているが, 理論的根拠に乏しく, 経験的判断に負う面が多い. しかしながらスポーツ選手においては, その後の経過が, 選手寿命にも通じる事から, 慎重なリハビリテーション治療が処方されなければならない. 前十字靱帯損傷手術後のリハビリテーションを, 膝蓋大腿関節にかかる圧迫力と, 現在の筋力強化の概念をふまえ, 大腿四頭筋の役割の観点から検討を加えた.
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00001305395