平成23年度長野県下の高校生う歯保有率について

長野県では,学校保健統計について文部科学省の標本調査のほか,県独自の全数調査が行われている.この結果の概要,統計値は各年度の「学校保健統計調査報告」として公表されている.平成22,23年度報告から高等学校「歯・口腔」の項目を抽出し,そのうち,う歯(むし歯)保有者についてまとめたので報告する.  対象者は長野県下に在籍する高校生(15〜17歳)で,総数は約60,000人である.平成23年度の永久歯う歯保有率は17歳男子57.9%,女子64.5%であった.対前年度比では15歳(高1)では1%の増加,16歳(高2)では5%の減少,17歳(高3)では増減はみられなかった.また,各年齢別の年間増減率では...

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Published in口腔衛生学会雑誌 Vol. 63; no. 4; pp. 351 - 355
Main Author 近藤, 武
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 口腔衛生学会 30.07.2013
日本口腔衛生学会
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ISSN0023-2831
2189-7379
DOI10.5834/jdh.63.4_351

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Summary:長野県では,学校保健統計について文部科学省の標本調査のほか,県独自の全数調査が行われている.この結果の概要,統計値は各年度の「学校保健統計調査報告」として公表されている.平成22,23年度報告から高等学校「歯・口腔」の項目を抽出し,そのうち,う歯(むし歯)保有者についてまとめたので報告する.  対象者は長野県下に在籍する高校生(15〜17歳)で,総数は約60,000人である.平成23年度の永久歯う歯保有率は17歳男子57.9%,女子64.5%であった.対前年度比では15歳(高1)では1%の増加,16歳(高2)では5%の減少,17歳(高3)では増減はみられなかった.また,各年齢別の年間増減率では4〜7%の増加がみられた.
ISSN:0023-2831
2189-7379
DOI:10.5834/jdh.63.4_351