肺における大切片標本の作製法とその臨床的有用性
当院では肺疾患患者の剖検例に対し,片肺の一割面をそのまま組織標本とする大切片標本の作製を行っている.本稿では当院で行っている大切片標本の作製手順を紹介し,代表的な症例(びまん性汎細気管支炎および関節リウマチ合併間質性肺炎)をCT像と対比して提示する.大切片標本の観察は肺疾患におけるマクロの形態変化や病変分布,さらには小葉構造に基づいた画像の成り立ちを理解する上で非常に有用である....
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| Published in | 天理医学紀要 Vol. 19; no. 1; pp. 18 - 23 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益財団法人 天理よろづ相談所 医学研究所
25.12.2016
天理よろづ相談所医学研究所 |
| Subjects | |
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| ISSN | 1344-1817 2187-2244 |
| DOI | 10.12936/tenrikiyo.19-004 |
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| Summary: | 当院では肺疾患患者の剖検例に対し,片肺の一割面をそのまま組織標本とする大切片標本の作製を行っている.本稿では当院で行っている大切片標本の作製手順を紹介し,代表的な症例(びまん性汎細気管支炎および関節リウマチ合併間質性肺炎)をCT像と対比して提示する.大切片標本の観察は肺疾患におけるマクロの形態変化や病変分布,さらには小葉構造に基づいた画像の成り立ちを理解する上で非常に有用である. |
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| ISSN: | 1344-1817 2187-2244 |
| DOI: | 10.12936/tenrikiyo.19-004 |