宮内論文に対するEditorial Comment

宮内論文は悪性腫瘍を合併した下肢深部静脈血栓症 (DVT) の臨床的特徴ならびに臨床転帰を捕らえたオリジナリティの高い論文である. Roらの報告では東京都監察医務院における剖検例100体189肢によるDVT発生数を見てみると, ヒラメ筋静脈の還流経路に沿って中枢に行くにつれて, DVT発生数が減少していることからDVTが近位伝播 proximal propagation すると考えられている....

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Published inShinzo Vol. 52; no. 11; p. 1263
Main Authors 末田, 大輔, 辻田, 賢一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 15.11.2020
日本心臓財団・日本循環器学会
Japan Heart Foundation
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ISSN0586-4488
2186-3016
DOI10.11281/shinzo.52.1263

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Summary:宮内論文は悪性腫瘍を合併した下肢深部静脈血栓症 (DVT) の臨床的特徴ならびに臨床転帰を捕らえたオリジナリティの高い論文である. Roらの報告では東京都監察医務院における剖検例100体189肢によるDVT発生数を見てみると, ヒラメ筋静脈の還流経路に沿って中枢に行くにつれて, DVT発生数が減少していることからDVTが近位伝播 proximal propagation すると考えられている.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.52.1263