石澤論文に対するEditorial Comment

塞栓源不明脳塞栓症 (ESUS) という疾患概念およびその治療法選択の重要性が提唱され, 我々循環器内科医は心原性脳塞栓症を引き起こす発作性心房細動 (PAF) を検出することを脳卒中専門医から求められる機会が明らかに増えている. 24時間のホルター心電図までは施行されESUSの診断がついた患者に対して, さらなる心臓モニターを施行しPAF検出を試みる場合, 植込み型心電計 (ICM) を植込むか, 1-2週間の長時間装着型心電図記録計 (ELR) を使用し, それでPAFを検出できない場合にICM植込みを行うか, 悩む症例は少なくない....

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Published inShinzo Vol. 53; no. 12; p. 1314
Main Author 近藤, 秀和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 15.12.2021
日本心臓財団・日本循環器学会
Japan Heart Foundation
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ISSN0586-4488
2186-3016
DOI10.11281/shinzo.53.1314

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Summary:塞栓源不明脳塞栓症 (ESUS) という疾患概念およびその治療法選択の重要性が提唱され, 我々循環器内科医は心原性脳塞栓症を引き起こす発作性心房細動 (PAF) を検出することを脳卒中専門医から求められる機会が明らかに増えている. 24時間のホルター心電図までは施行されESUSの診断がついた患者に対して, さらなる心臓モニターを施行しPAF検出を試みる場合, 植込み型心電計 (ICM) を植込むか, 1-2週間の長時間装着型心電図記録計 (ELR) を使用し, それでPAFを検出できない場合にICM植込みを行うか, 悩む症例は少なくない.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.53.1314