浸潤性腎盂癌に対する腹腔鏡下腎尿管全摘除術
症状出現率の低さ,診断のむずかしさより,腎盂尿管癌は予後不良な疾患である.同じ組織学的ステージでも,腎盂癌は一般的に尿管癌より予後がよい印象がある.これは腎盂と尿管の組織学的構造の差による.このことから,腎盂癌と尿管癌は分けて考える方がよいと我々は考える.本稿では,腎盂癌と尿管癌の進展形式の比較および腎実質浸潤腎盂癌の病理組織学的ステージの新しい考え方について述べる.また,浸潤性腎盂癌に限っての腹腔鏡下手術の治療成績の報告はないことから,今回,浸潤性腎盂癌における腹腔鏡下手術の治療成績を開腹手術と後ろ向きに比較検討した....
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| Published in | Japanese Journal of Endourology Vol. 27; no. 2; pp. 251 - 257 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本泌尿器内視鏡学会
01.09.2014
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| Subjects | |
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| ISSN | 2186-1889 2187-4700 |
| DOI | 10.11302/jsejje.27.251 |
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| Summary: | 症状出現率の低さ,診断のむずかしさより,腎盂尿管癌は予後不良な疾患である.同じ組織学的ステージでも,腎盂癌は一般的に尿管癌より予後がよい印象がある.これは腎盂と尿管の組織学的構造の差による.このことから,腎盂癌と尿管癌は分けて考える方がよいと我々は考える.本稿では,腎盂癌と尿管癌の進展形式の比較および腎実質浸潤腎盂癌の病理組織学的ステージの新しい考え方について述べる.また,浸潤性腎盂癌に限っての腹腔鏡下手術の治療成績の報告はないことから,今回,浸潤性腎盂癌における腹腔鏡下手術の治療成績を開腹手術と後ろ向きに比較検討した. |
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| ISSN: | 2186-1889 2187-4700 |
| DOI: | 10.11302/jsejje.27.251 |